POINT
4種の有効成分のはたらき
- 炎症をしずめる プレドニゾロン酢酸エステル
- ステロイド性抗炎症成分※で、炎症をおさえ、出血・はれ・かゆみをしずめます。
- 痛みやかゆみをしずめる リドカイン
- 局所麻酔成分で、患部の感覚を一時的に麻痺させ、痛みやかゆみをしずめます。
- 傷の治りをたすける アラントイン
- 傷の治りをたすけ、組織を修復します。
- うっ血の改善をたすける ビタミンE酢酸エステル(トコフェロール酢酸エステル)
- 末梢の血液循環をよくし、うっ血の改善をたすけます。
ステロイド外用薬の使用に対して不安を感じていらっしゃる方へ
ボラギノールAシリーズに配合されているステロイド成分(プレドニゾロン酢酸エステル)は、体内で作られる副腎皮質ホルモンを化学的に合成した成分です。
ステロイド外用薬の中で効力の弱いランクに分類されており、適正に使用すれば、過剰に心配する必要はないとされています。
特徴2
痔疾に効果的な製剤設計
体温ですみやかに溶け、患部に直接作用する製剤設計
効果の発現をよくするため、体温ですみやかに溶ける油脂性基剤「ハードファット」を使用しています。
刺激が少なく挿入しやすい油脂性基剤「ハードファット」が傷ついた患部を保護し、スムーズな排便をたすけます。
ボラギノールの3つのポイント
どのような痔疾用坐剤も、肛門内に挿入されると直腸膨大部に自然におさまります。しかし、肛門内側のいぼ痔やきれ痔(さけ痔)などは、直腸膨大部の少し下に位置する肛門に発生するため、坐剤挿入後に「溶けて」「拡がる」という一連の作用が求められます。
ボラギノールA坐剤は、
- ①直腸膨大部におさまった坐剤が
- ②直腸温(約37℃)ですばやく溶け始め
- ③患部を目指して全体に拡がり、薬剤を直接届ける
ことによって、これらの作用がすばやく行われて効果を発揮するよう製剤設計しています。
効能
いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和
用法・用量
被包を除き、次の量を肛門内に挿入すること。
年齢 | 1回量 | 1日使用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1個 | 1〜2回 |
15歳未満 | 使用しないこと |
- 【用法・用量に関連する注意】
-
- ⑴ 坐剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用すること。
寒い時期や低温での保管により坐剤表面が硬くなりすぎた場合は、手であたため表面をなめらかにした後に使用すること。 - ⑵ 肛門にのみ使用すること。
- ⑶ 用法・用量を厳守すること。
- ⑴ 坐剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用すること。